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「自然災害」と「ひきこもりの方・ご家族」の避難の問題点!

 

今回の一連の台風災害及び大雨災害により被災されました

みな様に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。

 

一日も早い日常生活のご回復を心よりお祈り申し上げます。

 

今回の一連の台風及び大雨災害は、信じられないほど広範囲に
過去に例がないほどの甚大な被害をもたらしています。
ニュースを見るたびに心が痛みます。

 

そのニュースを見ていて、感じることがございます。

被災されたご家庭の中には、ひきこもりの方がいらしたご家庭も
絶対にあるはず・・・

 

いや、実はかなりの数のひきこもりの方の「ご自宅」が

損壊しているはず・・・

 

誰にとっても、「自宅」=「絶対的に安心できる場所」
は間違いないことだと思います。

その「居場所」を奪われれば、誰もが計り知れない

精神的・肉体的・経済的ダメージを受けます。

 

 

 

ましてや、ひきこもりの方が「自宅」=「唯一の安心できる場所」
=「唯一ストレスから解放される場所」を失ったとしたら・・・

・どのような感情が湧いてくるのでしょうか?
・ご家族はどのような感情になるのでしょうか?
・どのような会話が、どのような意思疎通が生まれるのでしょうか?
生まれないのでしょうか?
・どのような将来を思い描いていくことになるのでしょうか?
・社会に対してどのような感情を持ち、世間の目をどのように

感じるのでしょうか?
・そして天に対して、運命に対して何と言いたくなるのでしょうか?

 

 

もちろん人によって感じ方が異なるのは当然ですので、災害を機に

引きこもりを脱する方もおられると思います。

しかし逆のパターンもまた避けられないと思います。
それがとても心配になります。

 

 

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<避難について>
ひきこもりの方がいらっしゃるご家族は、避難指示・避難情報が

出たら、すぐに避難所に避難しようと思うのでしょうか?

 

ご家族はひきこもりの方に対して、避難指示をどのように

伝えるのでしょうか?

 

ひきこもりの方は、そもそも「避難しよう」と思うのでしょうか?

 

引きこもりの方が「唯一安心できる場所」である

「自宅=自室」を捨てて、公衆の面前に出ていこうという気持ちに

なるのでしょうか?

 

ひきこもりのお子様が「避難所には行かない」と意思表示をした時、

ご家族の方は、お子様を置いて自分たちだけ避難所に逃げる
ことができるのでしょうか?

 

仮に避難所に行ったとしても、あれほどプライバシーのまったくない

場所で生活することができるのでしょうか?
たとえ1日であったとしても。

 

もちろん、避難指示が「外出」のキッカケになる場合もあると

思いますが、むしろ避難が難しい場合の方がはるかに多いのでは

ないでしょうか・・・

 

もともと抱えていた問題に加えて、さらに大きな問題を突き付けられ、
ご本人・ご家族だけで解決しよう、なんとかしなければ、と

思い悩む状況に追い込まれてしまうのではないでしょうか?

 

 

 

ただ問題提起をするだけで、居場所喪失の問題に対しても、
避難の問題に対しても、避難所の問題に対しても

何も答えを示すことができずに情けない限りですが、
まずはこの大きな問題をご家族の中だけで解決しようと

抱え込まずに、さまざな相談先にご相談していただきたい
と心より願っております。

 

 

 

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一日も早い日常生活のご再興を心より願っております。

 

社会保険労務士事務所スローダウン
特定社会保険労務士・産業カウンセラー
室岡 宏

 

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