スローダウン社労士ブログ

社労士ブログ

【 N H K 】NEWS WEB:ひきこもりクライシス

☆「NHK NEWS WEB」に「ひきこもりクライシス “100万人“のサバイバル」

  というページが立ち上げられております。

  https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/

 

   ⇒そのホームページを見ていただくのが一番良いのですが、

    今回は、その中のほんの一部を抜粋して紹介させていただきます。

 

 

 <「トップページ」より抜粋させていただきました。

 ◇「学校に行かない子どもたち」の問題として1980年代に社会問題化し、

  2000年代にかけて大きくクローズアップされた「ひきこもり」。

 

 ◇いま、新しい局面を迎えている。

  長期化・高齢化が深刻化しているのだ。

 

 ◇40代、50代のひきこもりの人が、

  高齢の親と、経済的、精神的に追い詰められ、

  孤立死する事態も起きている。

 

 ◇一方、ひきこもりの当事者や経験者らが、みずから声を上げ、

  社会に向けて積極的に発信する動きも、目立つようになっている。

 

 ◇超高齢社会に入った日本の「ひきこもり問題」、

  家族のありようを見つめ直す。

 

 

    

「当事者の声」より 声の中の「一部分」を抜粋させていただきました。

 ■学校以外に相談出来るところもなく、受診もしましたが、

  これといった解決方法はありません。(40代 男性)

 

 ■山田ルイ53世さんのおっしゃるように、

  みんな活躍しないといけないという圧力が多いと感じます。

  この生きづらさ、ずっと続いています。

  イキイキしてない人生なんて無駄だ損だと言われているようで、

  時々泣けてきます。(50代 男性)

 

 ■将来が真っ暗で、就職できるかも分からないしどうしていいか分かりません。

  自分の居場所が何処にもありません。

  (ひきこもりに)なってしまったとき、社会に受け入れて欲しいです。

  でないと私は生きられません。(20代 女性)

 

 ■ほんと淡々と仕事だけ済ませて、帰って一人になりたい…。

  けど、寂しいって思っている自分もいるのは事実です。(30代 男性)

 

 ■ひきこもっていない普通の人たちの中に余裕ができなければ、

  これからもひきこもりは殻から出てくることはないと断言できる。

  もし人々の間に他人を受け入れる余裕ができたなら、

  たぶんきっと、全てのひきこもりがそうだとは言わないけれど、

  ひきこもりは勝手に世の中に出てくると思うのです。(30代 男性)

 

 ■会社に勤めるという呪縛から、

  親も当人も解き放たれる必要があると思います。(50代 親)

 

 ■海外で生活をしている者として時々感じることがあります。

  それは、「日本の『普通』って、息が詰まるなあ。」ということです。

  もう少し、多様性を受け入れてもらえると、自分に自信を持って、

  幸せに暮らせる人が増えるのではないかと思います。(40代 女性)

 

 ■色々あるひきこもり支援は自分にはハードルが高いと感じます。

  働く事、社会に参加する事を目的としたものが多く、

  家から出られないとか人と関わるのが怖いという段階にいる私にとって、

  そういった支援は自分からは遠い世界のもののように感じます。

  (30代 女性)

 

 ■2回ほどひきこもりをしながら社会に出ました。

  常に社会に出る力なんてない、私は社会不適合者だと、

  社会の底辺にいるもんだとずっと思って生きていました。

  (30代 女性)

 

 ■私にとっては、戦後の高度経済成長期にサラリーマン生活を送った、

  父の感受性が大きな恐怖です。(40代 男性)

 

 ■自分がとにかく嫌い、人が怖い、コンビニが怖い、我が子が怖い。

  とにかく怯えて辛かったです。(40代 女性)

 

 ■追い詰められて、事件にならなければいいがと、それだけが気がかりです。

  (50代 女性 姉)

 

 ■幼少期からの自分を振り返り、社会の中で暮らしていく能力が

  あるように思えず、就職活動の仕方も知らず、既に年齢も高く、

  相談する相手もなし。(40代 男性)

 

 ■「辛いときには相談を」といろいろなところで目にしますが、

  実際に相談をしても解決なんて何一つしません。

  ただでさえ自分の人生がクズなのを自覚しているのに、

  窓口が変わるたびに一から自分のクズさを説明しなくては

  いけないのもとても辛いです。(30代 男性)

 

 ■年相応といわれる経験やキャリアを求められ、

  空白の期間があればそれを指摘される…。

  私のような空っぽの人間には「社会人」という肩書を得ることすら

  難しいように感じます。(20代 女性)

 

 ■最近になって市の相談窓口に電話しようと何度も思いましたが、

  一歩踏み出すことが 結局できません。

  うつなどは誰でもなる可能性があるし、

  そういった精神疾患がひきこもりにつながるケースだって多々ありますが、

  一度社会との接点が無くなると復帰しづらいのが

  今の日本ではないでしょうか…。(30代 男性)

 

 ■不安との葛藤で疲れるだけ、あぁ、今日も終わると就寝時に睡眠薬を飲みますが

  夜中に何回も目が覚めてしまいます。

  早くこんな生活から抜け出したい!

  でも、どうしたらいいのか?辛いです。(50代 男性 東京都)

 

 ■独り暮らしで家族に話したくなかったため、

  休職中は1人でひきこもりました。(30代 女性)

 

 ■人と会うのも恐いですが、ひきこもっている状況も辛いです。

  (30代 女性 埼玉県)

 

 ■そもそも相談する相手がいないので、

  将来のことをあまり考えたくありません。

  行政や医師にも相談しましたが、望む回答は一切得ることができませんでした。

  自分から踏み出していくことがとても難しいです。

  でも、外部者に我々の気持ちを理解してくれるような人はいない…。

  あまりにも難しい問題です。

  100万人のひきこもりはなんのために生きているのか、

  この問題を改善する方法はないのでしょうか。(30代 女性 千葉県)

 

 ■私の場合は社会に否定され続けた結果、ひきこもりになりました。

  このまま続けば社会が悪いとうらみ続けて

  怒りの矛先をどこかに向けるかもしれません。

  仕事を与えないと社会保障が増えたり、社会不安につながると感じます。

  (30代 男性 東京都)

 

 ■多くのひきこもりの方々は何らかの挫折で自信を失い、

  社会進出への意欲があっても諦めや恐怖感で

  前へ踏み出せないんだと思います。(30代 男性 大阪府)

 

 ■病院や公的機関は、個別のケースにきちんと対応できる

  人手・ノウハウ等の余裕がないように見受けられました。

  信頼して相談できる場所がないのです。

  今、恐らくこの国のセーフティネットは正常に機能していません。

  (30代 女性)

 

 ■うつになりすぐ辞めて長く休んで働いて辞めて…の繰り返し。

  本当に情けなく恥ずかしく、将来が不安で働きたいと思うのに、

  面接で空白期間を厳しく追及され責められ、

  なんとか就労しても同僚に過去の職歴を聞かれ、

  正直に話したらいじめに遭い辞めたこともあります。

  就職面接では裁判のように過去の職歴を責められ、

  結婚しない事も責められ、早くしないと子供が産めないぞ

  と事あるごとに言われます。(30代 女性)

 

 ■漠然と「もう社会復帰は無理だろう」と思い始めています。

  (40代 女性 千葉県)

 

 ■もうどうしたらいいのかも分かりません。(40代 男性 徳島県)

 

  ■自立できない大人やひきこもりが増える原因は

  「行く場所がない」からでしょう。

  社会は8050に関しては死ねと言っているように思えます。

  自分は30代ですが、同じことを社会から言われているように感じます。

  30代に無職やひきこもりになっている人は

  40代になっても無職やひきこもりだと思います。(30代 男性 東京都)

 

 ■なぜ私はこんな状態でいるのか、

  社会に対する不信感ではないかと思っています。

  人々の間に誰かを受け入れる余裕がない。

  ストレスのない相手を受け入れることしかできない。

  厳しい社会の中で誰もが余裕を失くしている。

  でも、もし人々の間に他人を受け入れる余裕ができたなら、

  たぶんきっと、全てのひきこもりがそうだとは言わないけれど、

  ひきこもりは勝手に世の中に出てくると思う。(30代 男性 徳島県)

 

 

 

   ※一部の方のご意見の、そのほんの一部分を抽出させてしまっております。

     意味が変わってしまったり、十分に伝わらない文章になってしまっていることを

     お許しください。

   ☆ぜひ「NHK NEWS WEB」のページで全文をご確認ください。

 

  

  

     

  ◇行政や医療機関や様々な団体様の取り組みで良い結果が得られる方も

   たくさんいらっしゃると思います。

 

  ◇ぜひ、利用できる世の中の仕組みはすべて利用していただき、

   少しでも多くの方に楽になっていただければと思っております。

 

  ◇行政や様々な団体様の取り組みは当然、絶対に必要であり、

   もっともっと拡充させていっていただく必要があることは間違いありません。

 

  ◇ただ、行政機関や大きな団体様の取り組みはハードルが高い、

   と思われる方もおられると思っております。

  ◇また、結果としてまったく役に立たなかった、という方も

   おられるかもしれません。

 

 

 

     ☆そのような方にとっての「選択肢の一つ」となれるように、

      「しょうがない、この取り組みを利用してみるか」と思っていただけるように、

 

      微力ではありますが、私も一人の社会保険労務士として、

      少しずつ工夫しながら、

      小さな小さな小さな取り組みを行い、

      そしてそれを続けていきたいと考えております。

 

 

 

  ※今回は、

   「NHK NEWS WEB」の「ひきこもりクライシス “100万人”のサバイバル」

   を紹介させていただきました。

一覧に戻る
お電話でお問い合わせ

お電話でお問い合わせ【受付時間 09:00~18:00】 03-3682-7707