★読まれた方も多いかと思いますが、今回は「幸せになる勇気/岸見一郎さん共著」
の前半部分の一部を紹介させていただきます。
(教育) ■教育の目標は、ひと言でいうとそれは「自立」です。 ■教育とは、「介入」ではなく、自立をうながす「援助」なのです。 ■「自立」とは「自分の人生は、自分で選ぶ」ということであり、 その「自立」を学ぶ「援助」をすることが教育なのです。 (短文にまとめさせていただきました。)
(尊敬) ■そして教育の入り口(前提)は「尊敬」です。それ以外にありません。 ■「尊敬」とは「その人が、その人らしく成長発展していけるよう、気づかうこと」です。 ■目の前の他者を、変えようとも、操作しようともしない。 なにかの条件をつけるのではなく「ありのままのその人」を認める。 これに優る尊敬はありません。 ■「尊敬」は、いわば「勇気づけ」の原点でもあるのです。
■「尊敬」の具体的一歩は、「他者の関心事」に関心を寄せることです。 ■「他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じる」ことです。 ■「もしもわたしがこの人と同じ種類の心と人生を持っていたら?」と考えるのです。 ■それが教育の入り口(大前提)なのです。
(わたしであることの勇気) ■アドラー心理学では、人間の抱えるもっとも根源的な欲求は「所属感」だと考えます。 ■われわれは「孤立したくない」「ここにいてもいいんだ」と実感したい。 ■どうすれば共同体のなかでその「所属感」を得られるのでしょうか? ⇒それは共同体のなかで、「特別な地位」を得ることです。 つまり「その他大勢」にならないことです。
■そのとき「他者からの承認」に依存してしまうと、永遠に他者の承認を求め続け、 満たされることのない生を送ることになるのです。 ■一方、「わたし」の価値を、自らが決定すること。 これを「自立」と呼びます。
■自分に自信が持てないのは、「普通である勇気」が足りていないのです。 ■特別な存在にならずとも、優れていなくとも、「その他大勢」として自分を受け入れましょう。 ■「人と違うこと」に価値を置くのではなく、「わたしであること」に価値を置くのです。 ■それが本当の個性というものです。
<今回はここまでとさせていただきます。> |