☆今回は、本田健さんが書かれました「大富豪からの手紙」の一部を
紹介させていただきます。
◆本書は、 主人公の大学生:佐藤敬(ケイ)さんが、世界中を旅しながら、 前年に亡くなった大富豪の祖父:佐藤泰三(タイゾウ)さんからの【9つの手紙】と、 現地で出会った人々から、「人生でいちばん大切なもの」を学んでいく物語です。
◆手紙には、幼い頃孤児だったタイゾウさんが、 億万長者になるまでの80年間に得た「人生のエッセンス」が 孫への具体的な人生のアドバイスとして書かれています。
それでは、内容の一部を抜粋する形で紹介させていただきます。
<第1の手紙:偶然> ■キミ(ケイさん)には、これから人生で、 「すべてのことには意味があって、自分を幸せにするためにおこっている」 という可能性を見てもらいたい。
■「いいことも、悪いと思うことも、いずれ自分の幸せにつながっていく」と。
■これから人生で起きる偶然を、 自分の人生を切り開く「きっかけ」にしてもらいたい。
■「どんなことが起きても、それは自分を幸せにするために起こっている」 という感覚をこの第1の手紙で伝えたい。
<第2の手紙:決断> ■信じられないかもしれないが、 「決断した瞬間」に、「その未来は、同時に誕生する」んだ。
■逆に決められないことは、キミの人生にやってこない。
■それは、仕事、住む場所、結婚相手という大事なことから、 レストランのメニューや、遊びに行く場所といった、ごく日常的なことまで、 これからは、積極的に「決めるクセ」をつけてほしい。
■最初は、ただ好奇心を持つだけでもいい。 ■そして、「やろう!」と「決断」することで、「扉」が開く。
■「決断すること=自分の新しい未来を作り出すこと」だと 覚えておいてほしい。
■繰り返すが、「できると決めた未来はやってくる」。 そして、「決められないこと」は、現実にならない。
■もし、「何を、どう決めたらいいか、わからない」のならば、 「最高の未来を手に入れる」と決めてしまえばいい。
■それが具体的異どんなものか、今はわからなくてもいいんだよ。
■「最高の人生を生きる」とだけなら、誰にでも決められるだろう。
■「決断すること」と「人生を信頼すること」の両方を同時に練習してほしいんだ。
■「どんなことがあっても、幸せな結果につながる」という感覚をぜひ身につけてほしい。
■楽しい人生を生きるためには、それが不可欠だと私は思う。
■最後に肝心なことをもう一つ言っておこう。 ■「決めたことは、紙に書かないと実現しない」と覚えておいてほしい。
■いいかい? 決めたら、必ず「決めたことを紙に書く」んだよ。
■そうすると、自分でもびっくりするようなおもしろい人生になるから。
<第7の手紙:失敗> ■大富豪と言われた私(タイゾウさん)の一生は、事業でも人生でも、 成功したことより失敗したことの方が、はるかに多かった。
■つまり、「大成功した人」でもね、 人生の結構な時間は「落ち込んでいたり、うまくいかない時間」 を過ごしているってことなんだ。
■「結果的にうまくいった人でさえ、 一生の7~8割は、苦労が続いて、 不安や心配で寝られないような時間を過ごしている」 ということなんだ。
■まずは、「成功のためには、失敗は必要だ」ということを知るだけでいい。 ■「失敗のない成功は危険だ」。
■「成功するためには、失敗は通過点だ」と考えるといいだろう。
■何度失敗しても、またチャレンジすることだけを考えていればいいってことさ。
■悩んでもいい。 失敗をして、悩みながらも、行動し続けることだ。
■『成功するための唯一の方法は、 失敗してもあきらめずに、挑戦し続けること』ということだ。
■あのウォルト・ディズニーも、最初は失敗の連続だったんだ。 会社の倒産も含めて、何度も大きな失敗をしている。 ■でも、何度失敗しても挑戦し続けたからこそ、 我々は、今、『ディズニー』のエンターテインメントを 楽しむことができるんだよ。
<第8の手紙:人間関係> ■「人間関係」は、すべての要だ。 ■本当の幸せは、「人間関係で得られる幸せ」に他ならない。
■「人は、お金や社会的地位では、幸せになれない」ってことなんだよ。
■仕事で成功したり、お金持ちになっただけでは、人は幸せにはなれない。
■心が満たされて幸せに生きるためには、「いい人間関係」が不可欠だ。
■お金や仕事をうまくいかせることで得られる喜びは、 「一時的な興奮」でしかないし、永続的なものではないんだよ。
<世界一幸せな国と言われるブータンへ行き、現地の人:プルハさんと交流する場面で>
・ブータンの街中を歩いてみても、ケイさんには、 「すごくハッピー」というテンションの高い幸せは感じられませんでした。
□ケイさんは、「幸せって何だろう?」、 「きっと幸せの定義が、ブータンと先進国では違うのだろう」と考えました。
・そこでプルハさんに尋ねると、プルハさんはゆっくりと語り始めました。
(プルハさん) ◇幸せとはね、『現状に、どれだけ満足しているか?』と言えるだろうね。 ◇ブータンの人々の生活は、今の状態に満足しやすいんだと思う。 ◇『幸せは、獲得したり、つかみ取るものではなく、感じるもの』なんだよ。
◇人には2種類いる。それはね、『与える人』と『奪う人』だ。 ◇『与えるのが好きな人』のところには人が集まるし、 『奪おうとする人』からは、みんな去っていくんだ。
◇人間関係を良くするためにできることがあるとすれば、たった1つだ。 ◇それは、『まず最初に自分から与えること』なんだよ。 与えることで自分の内面を満たすことだ。
◇自分を幸せにすることが、最初の一歩というわけだ。 ◇『内面的に満たされている人』になれば、 『人間関係』は素晴らしいものになるよ。
◇この世界にはね、おもしろい法則があるんだ。 ◇『もらおうとすると、もらえない。 でも、与えると、まわりまわって、 誰かが与えてくれるようにできている』んだ。 しかも何倍にもなってね。
・成長しようと考えているケイさんから見て、ブータンの人たちは 成長しようとしているようには見えませんでした。 そこで成長についてプルハさんに質問してみました。それに対して、
(プルハさん) ◇成長しても、今の場所に止まっていても、 どちらでもいいんだよ。どちらも正しいんだ。
◇正しいも悪いもなんだよ。 人は、すぐに『どちらかが正しくて、どちらかが間違っている』 ということを決めたがる。悪いクセだね。
◇両方が、『どちらも正しい』と考えて、 『どちらでもいい』と認め合えばいいんだよ。
(ケイさん) ◇たしかに、世界中の人々が、 『どちらも正しい』とお互いを認め合うことができたら、 戦争すらもなくなってしまうかもしれませんね。
⇒ケイさんは、「穏やかな人間関係、やさしさが、幸せのカギだ」 ということをブータンで学ぶことになりました。
<おわりに>(著者本田健さんから読者の方へ)
■もし、今の生活がなんとなく退屈になっていたら・・・、 今が「動き出すタイミング」かもしれません。
■人生を変えるのは、どんなときも「人」です。
■あなたの人生を変える「すばらしい人」と出会ってください。
■あなたの人生に動きをつけて、後悔のない時間を過ごしてください。
■心からあなたのことを応援しています。
※以上、ほんの一部ですが、今回は「大富豪からの手紙(本田健さん著)」を 紹介させていただきました。 |