☆今回は福島正伸さんが書かれました「仕事が夢と感動であふれる5つの物語」
という書籍の一部を紹介させていただきます。
<まえがきより> ■私(福島正伸さん)は、「働くことの意味」、「組織のあるべき姿」などを伝えるために、 全国をセミナーや研修で飛び回っています。 ■私には、これまでずっと目指してきたことがあります。 ■それは、大人から子供まで、みんなが夢を持ち、そしてお互いに夢を語りあい、 さらに夢を実現させるために、相互支援をする会社を作ることです。 ■これまで20年以上も、そのようなお話を全国各地で行ってきました。
■しかしある時、私のほうが気づかされてしまうできごとがありました。 ■ある中学校で講演を行ったとき、大きな衝撃を受けることになったのです。
■その時のテーマは「夢」でした。 ■はじめに子どもたちに、どのような夢を持っているかを書いてもらいました。 そこに書いてあった夢とは、 「駅前で、ティッシュ配りがしたい」 「スーパーのレジが打ちたい」 「猫になりたい」などでした。
■「ん、これが夢か?」「中学生の夢って、この程度なのか?」 と、正直はじめは思いました。 ■講師として来ていたので、どうしたらその夢がかなうかを教えるつもりで、 いくつかピックアップしていたところ、とんでもないことに気がついたのです。
■それは何かというと、 「いつの間に、私はそれらを夢にできなくなってしまったのだろう」 ということでした。
■私は夢を語りに来ているのに、いつの間に、 「ティッシュを配る仕事は夢ではない」 「スーパーでレジを打つ仕事は夢ではない」 「猫になるのは夢ではない」 と思うようになったのか!
■「猫になれると思っている子ども」と「猫になれないと思っている私」。 どちらが夢があるか?
■その瞬間、「夢がないのは、私だ!」とたいへんな衝撃を受けました。
■そのとき私ができることは、ただ謝るだけでした。 ■「どんな仕事も夢になるし、どんなことでもできるんだよね。 今日は夢のない大人が講師として来てしまって本当にごめんなさい。 大切なことに気づかせてくれてありがとう」 と伝えるのが精一杯でした。
■講演後、校長室で先生方に謝りました。 「今日は、夢のない大人が来てしまって申し訳ありませんでした。 子どもたちに、『どんな仕事でも夢になる』と教えられました」と。
■すると一人の先生がとてもすばらしいことを言ってくださいました。 「子どもたちは、笑顔で生きている大人を見ると、 その大人がやっていることを夢にするんですよ。 ですから、駅前で笑顔でティッシュを配っている人がいたのではないですか? きっと、笑顔でスーパーのレジを打っている人がいたのではないですか?」と。
■つまり、子どもたちが見ているのは、職業の種類でも、仕事の中身でもなくて、 そこに関わっている大人たちの姿なのです。
■子どもたちは身近な大人がどのように生きているのかを見て、 夢を持ち、その夢をかなえるために努力をはじめるのです。
■夢に大きい、小さいは関係ありません。 それまで夢とは思っていなかったこと、 目の前にあることをワクワクする自分の夢にすることもできるのです。
■私は「ふだんの仕事、あるいはいつもの生活の中にも、夢を見つけることができる」 と思っています。
■本書が、夢を見つけるきっかけになり、 夢を忘れたとき、夢をあきらめかけたとき、少しでもお役に立てれば幸いです。
■いつかどこかで、皆様の夢をお聞きできることを楽しみにしています。
◇本文前半で、第一話~第五話まで、仕事が夢と感動であふれる「5つの物語」 が書かれております。
◇そして、本文後半に、「夢の力」として、 夢の見つけ方や夢を持つと変わることなどが書かれております。
☆ほんの一部分ですが、福島正伸さんが書かれました「仕事が夢と感動であふれる5つの物語」 を紹介させていただきました。
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