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【書籍紹介】心がほっとする ほとけさまの50の話

☆今回は、岡本一志さんが書かれました「心がほっとする ほとけさまの50の話」

 という書籍の一部を紹介させていただきます。

 

 ◇著者の岡本科一志さんは、一般社団法人全国仏教カウンセリング協会の代表を

       されておられる方です。

 ◇全国各地で年間120回以上の勉強会、講演会を開催されているとのことです。

 ◇人間関係や仕事、恋愛、家庭の問題など、さまざまな悩み事の相談にのられ、

  仏教の教えにもとづいたアドバイスをされておられる、とのことです。

 ◇本書以外の著書

  「幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く」

  「幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く2」

 

 

はじめに より

 ■私たちの人生には、懸命に生きていても、時に驚かされるようなことや、

  悩まされるようなことがやってきます。

 ■生きるということは、それだけでたいへんなことです。

 ■思い通りにいけばいいけれど、なかなかそうはいきませんよね。

 

 ■そんな私たちの悩みや心の問題に、答えを示してくれるのが、

  今から2600年前に、ほとけさま(お釈迦さま)が説かれた教えです。

 

 ■お釈迦さまは、80歳でお亡くなりになるまで、悩みや苦しみをしずめ、

  人生を明るく楽しく渡っていくための道筋を私たちに示されました。

 

 ■その教えは、とても分かりやすく、実践しやすいものです。

  「大切なのは、こんなにシンプルなことなんだ」

  「ありのままの自分で、だいじょうぶなんだ」

  「幸せになるための方法って、難しいことじゃないんだ」

  とほっと安心できることばかりです。

 

 ■本書を、お釈迦さまによるカウンセリング、お悩み相談室に来たような気持ちで読んでみてください。

 ■きっとよりよい人生を歩むための道筋が見えてくるはずです。

 

 

 

「たった一言」で、不安やイライラを手放せる方法 より

 

 ■イライラしているときは、どうしてもネガティブに物事を見てしまいます。

 ■そういう時は、冷静に自分を見つめようと思っても、なかなか客観的になれません。

 

 ■そんなときは、どうしたらいいのでしょうか?

 ■実はちょっとしたことで、マイナス感情と自分を切り分けて、

  冷静に自分を見ることができるコツがあるのです。

           ⇓

 ◆それは、”「~のだな」という一言をマイナス感情に加える”、ということです。

 

 

 

 ■たとえば、あなたが、上司に叱られて落ち込んでいるとき、

  「私は上司に叱られて、落ち込んでいる」ではなく、

  「私は上司に叱られて、落ち込んでいるのだな

  と、その文末に「のだな」を付けてみましょう。

 

 ■たったこれだけで、マイナス感情と自分を切り離すことができます。

 

 

 ■言葉と感情は、密接な関係があります。

 ■「あーイライラする」と思うと、

  「私=イライラしている」ということになりますから、

  「イライラの感情=私」となってしまいます。

 

 ■そこに、「イライラしているのだな」と「のだな」を加えると、

  イライラしている私を、「~のだな」と眺めている私がいる、

  ということになりますよね。

 

 ■「~のだな」と眺めている私は、

  イライラという感情から少し離れているわけですから、

  イライラしてはいない、ということになります。

 

 ■「成績がいまいちで、落ち込んでいる」ではなく、

  「成績がいまいちで、落ち込んでいるのだな」。

 

 ■「明日の会議で発表しなければならなくて、焦っている」ではなく、

  「明日の会議で発表しなければならなくて、焦っているのだな」。

 

 

 〇腹が立ったり、イライラしたり、焦ったりしたとき、

  その感情を押さえ込んだり、無視したりするのではなく、

  「焦っているのだな、不安に思っているのだな」と、

  一歩後ろに下がって自分を見てみると、

  マイナスの感情に振り回されなくなります。

 

 ■マイナスの感情が出てきたとき、

  「~のだな」と一言加えて、そのマイナス感情と自分とを、切り離してみましょう。

 

 ■そうすると落ち着いて、自分の感情に対処することができるはずです。

 

 

 

本書で説明・解説されている仏教用語のほんの一部>(すべてもっと詳しく書かれています)

 

 ◆日々是好日(にちにちこれこうにち)

  ⇒毎日がよい日であり、どんな日もかけがえのない1日であるということ。

 

 ◆心施(しんせ)

  ⇒心から感謝の言葉をつたえること。「ありがとう」。

 

 ◆諦観(ていかん)

  ⇒物事を正しく見なさいということ。

  ⇒自分ができているところと、できていないところを正しく見る。

   全部がダメな人なんて、この世に存在しない。

 

 ◆勿体ない(もったいない)

  ⇒そのものの本来のあるべき姿ではないということ。

  ⇒まだ食べることができるのに捨ててしまうことは、

   私たちの命をつなぐためにある食べ物を食べずに捨ててしまうということ。

   食べ物の本来あるべき姿ではないから、それは“もったいない”ということ。

 

 ◆自由(みずからによる)

  ⇒本来の自分に立ち帰るということ。

  ⇒自分の本当の気持ちに従って、人生をありのままに生きること。

 

 ◆正見(しょうけん)

  ⇒自分の思いや都合を入れずに、物事をありのままに見ていきなさいという教え。

 

 ◆心口各異(しんくかくい)

  ⇒心と口は各々、異なる。口で言っていることと思っていることは食い違っている。

 

 ◆自利利他(じりりた)

  ⇒相手を幸せにすることで(利他)、自分が幸せになれる(自利)という教え。

 

 ◆我利我利亡者(がりがりもうじゃ)

  ⇒他人のことなどお構いなしで、まず「自分が、自分が」と考える者のこと。

 

 ◆無財の七施(むざいのしちせ)

  ⇒お金やものがなくてもできる七つの施し(ほどこし)。

   眼施(げんせ)、和顔施(わがんせ)、言辞施(ごんじせ)、身施(しんせ)、

   心施(しんせ)、床座施(しょうざせ)、房舎施(ぼうじゃせ)

 

 ◆和顔愛語(わがんあいご)

  ⇒優しい表情と言葉遣い。

 

 ◆自業自得(じごうじとく)

  ⇒「自分のした行いの結果を、自分が得る」ということ。

  ⇒悪い結果だけでなく、よい結果もすべて、

   自分の行いが生み出したものですよ、という意味。

 

 ◆因果応報(いんがおうほう)

  ⇒「まいたタネに応じた結果があらわれる」ということ。

  ⇒「行いに応じた結果だけしか、返ってこない」という教え。

 

 ◆精進(しょうじん)

  ⇒精進とは、精一杯進むということで、努力すること。

  ⇒「まいたタネは、遅いか早いかの違いがあるだけで、必ず花ひらく」。

 

 ◆因縁和合(いんねんわごう)

  ⇒あらゆることは、「因」と「縁」とが結びついて生じるということ。

  ⇒「因」とは、タネまきのこと。「縁」とは、環境・きっかけのこと。

 

 ◆智慧(ちえ)

  ⇒智慧とは、道理を知る働きのこと。

  ⇒まいたタネは必ず生える。自分の行いに応じた結果が現れる。

   これが、因果の道理。

  ⇒智慧とは、「正しい道理をわきまえて、行動する勇気」。

 

 ◆有り難し(ありがたし、ありがとうの語源)

  ⇒私たちが人間に生まれるということは大変、難しいことだ。

   そして、今、生きているということは、大変、有り難いことだということ。

 

 

 

   ☆その他にも教えやお話が、すごく分かりやすい言葉でたくさん書かれております。

 

   ☆今回は、岡本一志さんが書かれました「こころがほっとする ほとけさまの50の話」

    という書籍の一部を紹介させていただきました。

 

 

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