★稲盛和夫さんの「生き方」の紹介(前半の2回目)を続けさせていただきます。
◇前回、あまりにも有名な「人間として正しいかどうか」という「哲学」を 紹介させていただきました。 ◇今回は、一人ひとりの「哲学」が、世の中(人類)にとってなぜ大切なのか、 という理由が記述されている部分を紹介させていただきます。
■近年私は、人間は進むべき方向を見失っているのではないか、 あるいは「知恵の蔵」から与えられた知恵の使い方を誤り、 間違った方向に歩み始めているのではないかと危惧しています。 ■その元凶はやはり、生きていく上での「哲学」を見失ってしまったことにある のだと思います。
■つまり人類は科学技術に立脚した高度な文明を築いて、 豊かな生活を享受することに成功しました。 ■しかしその結果、人間の精神や心の大切さを忘れてきてしまった。 ■そのために環境破壊という新たな問題を生み出してしまっている。 ■いくら技術や知恵(能力)が高くても、考え方(哲学、理念、思想)を高める努力を 忘れているならば、この地球に多大な災厄をもたらす結果となるのです。
■ですから、人間として正しい生き方、あるべき姿を追求することは、 もはや私たちの個人的な問題ではありません。 ■人類を正しい方向に導き、地球を破滅への道から救い出すためにも、 一人ひとりが自分の「生き方」をいま一度見直してみる必要があるのです。
■人間として正しい生き方を志し、ひたすら貫き続ける。 ■それが、いま私たちにもっとも求められていることではないでしょうか。
■それこそが、私たち一人ひとりの人生を成功と栄光に導き、 また人類に平和と幸福をもたらす王道なのです。
<今回は以上とさせていただきます。> |