☆今回は、横山泰行さんが書かれました「『のび太』という生きかた(ポケット版)」
という書籍のほんの一部を紹介させていただきます。(マンガではありません。)
<はじめにより> ◇「のび太は実は、人生の勝ち組だった!」 ■私(横山さん)は、教育学を研究したり、学生に教えたりしていました。 ■私の研究の中でも非常に大きな存在を占めるのが、「ドラえもん学」です。 ■15年以上にわたり、全作品を100回以上読んできました。
●ジャイアンやスネ夫たちからいじめられてばかりです。 ●のび太のママや担任の先生からも叱られるのは日常茶飯事。
〇そんな何もかもうまくいっていない印象の「ダメのび太」ですが、 私は「ドラえもん学」を研究していく中で、 のび太という男の子は、実は想像以上に人生をうまく歩んでいるのではないか、 と思ったのです。
〇どんなにドジでノロマと言われても、彼は友達に信頼され、 ときにはドラえもんに代わって集団の中心人物として リーダーシップを発揮することもあります。
〇一番の成功は、マドンナ・しずかちゃんを生涯のパートナーとして 射止めたことではないでしょうか。
◇「のび太メソッド」を使えばだれでも成功する! ■のび太の人生は一見すると失敗の連続ですが、 のび太は人生の重要な節目においては着実に夢を叶え、 「負け犬・のび太」から「勝ち組・のび太」に変身しているのです。
■この「のび太メソッド」は、どんなダメな人でも夢が叶う、魔法の法則です。 ■みなさんの人生に役立つようなヒントが、この本には詰まっています。
<序章より> ■のび太は何もしないでひみつ道具に頼っているのではありません。
■ドラえもんやひみつ道具に助けを求めるシーンばかりがクローズアップされていますが、 どの作品でも、のび太は必ず自分で試行錯誤しながら問題に取り組んでいるのです。
■のび太にとってひみつ道具とは、 あくまでも「自分のいいところ」を伸ばしたり、 ちょっと足りない何かを後押ししたり、 潜在意識の中で眠っているのび太の優しい心を呼び覚ましたりする、 きっかけのような存在なのです。
<第8章より> (作品「45年後・・・」→「現在ののび太」が、「45年後ののび太」に出会う物語)
■私は、辛いことがあったとき、この作品「45年後・・・」をよく手に取ります。
■それは、 「ダメな自分でもいいんだよ」 「失敗ばかりの人生でもいいんだよ」と、 弱気になった私の背中を、ポンと押してくれる気がするからです。
■「失敗」や「負けること」を心ゆくまで楽しめる、老年ののび太。 そんな彼の懐の深さに触れるとき、 私は心から「人生って、辛くても、やっぱり温かいものだな」 「こんな、かっこいい大人になりたいな」と思えるのです。
〇「老年ののび太」が「現在のび太」に言った言葉。 ⇒「君はこれから何度もつまずく。でもそのたびに立ち直る強さも持ってるんだよ」
◇以下のような「有名な」作品以外にも、たくさんの作品の「解説」が書かれています。 〇のび太の結婚前夜 〇台風のフー子 〇のび太の恐竜 〇タイムカプセル 〇ぼくの生まれた日 〇あの日あの時あのダルマ 〇さよならドラえもん
☆今回は「『のび太』という生きかた/横山泰行さん著」 の一部を紹介させていただきました。
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