★今回は、ちょっと変わった視点の
「振り子式メンタルヘルス研修」
(呼称:”心のストレッチ研修”)
をご紹介させていただきます。
◇なぜ全国のあらゆる職場で
メンタルヘルス不調に
陥ってしまう人たちが、
これほどたくさん
発生してしまうのでしょうか?
◇その原因について、
いわゆる世間の視点とは
少し違う角度から
考えてみました。
<振り子式メンタルヘルス研修の考案経緯>
◆産業保健支援サービスfirst call様の
500人アンケートによりますと、
従業員のメンタルヘルス不調の原因
として多かった順に、
①「職場の人間関係(404件)」
(上司・同僚などとの人間関係)
②「長時間労働、業務過多(226件)」
③「パワハラ(161件)」
が挙げられておりました。
◇上記アンケートのとおり、
メンタルヘルス不調は、
業務過多やパワハラなどが原因で
発生する場合も多々ございますので、
その原因に応じた対策を講じる必要が
あることは当然です。
◆その中で、
最多原因である、
人間関係によるメンタルヘルス不調
について、
劇的に解決するための方法は
何かないのか、と考えました。
◇解決方法を考えるにあたり、まず、
人間関係によるメンタル不調とは、
それは
「それぞれの価値観の違いを
必死に埋めようとして
頑張ったんだけれども、
結局埋め切れずに、
心身ともに疲弊してしまった状態」
と言えるものと考えました。
◇そこで当事務所では、
あまり注目されることのない
「価値観」に焦点を当てることを
考えたのです。
◇職場で働く人はみな、必死に
「自分の価値観」を、
「職場の価値観」や
「上司・同僚の価値観」に
アジャストしようと努力します。
◇例外なく、みなさんが努力している
と思います。
◇しかし、そのアジャスト作業の
ストレスの蓄積が過度な状態
となった結果、
身も心も擦り切れてしまい、
メンタルヘルス不調として
表に現れてくるのだ、と
考えたのです。
★ここで、
「振り子の原理」という考え方を
登場させます。
◇「振り子の原理」とは、
世の中のあらゆる出来事は、
目には見えなくても、実際は、
「振り子」の運動を繰り返し
ながら進んでいっている、
という考え方です。
◇右へ振れたものは、その反動で
左へ振れ、
◇左へ振れたものは、その反動で、
また右へ戻って行く。
◇すべての事象は、
この運動を繰り返しながら
進んでいっている。
◇これが「振り子の原理」という
考え方です。
◇この「振り子の運動」は、
「リズム」であり、
「振動」であり、
「バランス」である
とも言えます。
★この「振り子の原理」の考え方を、
先ほどの職場のメンタルヘルス不調
の問題に当てはめてみることと
いたしました。
◇全国のあらゆる職場で
人間関係をその原因とする
メンタル不調者が次々に
発生している要因は、
各職場で、
この「振り子の原理」が
正しく機能していないから
発生しているのではないか、
と考えてみたのです。
<仮説と対策案>
(仮説)
★「働く人の価値観」と、
「職場・上司の価値観」の間で、
この振り子の原理が機能して
いないことが、
人間関係を原因とする
メンタルヘルス不調者発生の
要因である。
(対策案)
★上記の仮説が正しいと仮定した場合。
「働く人の価値観」と
「職場・上司の価値観」の間に
「振り子の原理」の仕組みを
取り入れることができれば、
メンタルヘルス不調者を
減らすことが出来る。
◇ではまず、日常の職場では、
働く人の「価値観」が、
どのような動きをしているのか、
見てみましょう。
◇会社・職場に仕事に行けば、
どの会社であっても、当然、
「会社・上司の価値観」が
最優先されます。
◇雇用され、給料をもらって
いるのですから、
これ自体は否定できません。
◇それは、
「自分の価値観」を
「会社や上司の価値観」に
アジャストする、ということを
意味します。
◇この作業を振り子にたとえると、
振り子を一方向に
振り上げ続けている状態
と言えます。
◇ずっと右に(一方向に)に振れ続けて、
もっと高くまで振れるように
求められてる状態です。
◇この状態は、非常に不自然な状態であり、
かつ、非常に不安定な状態です。
☆この不自然な状態に「振り子の原理」を
持ち込むことができないだろうか、
と考えたのです。
◇それは、
「価値観の振り子を、
日常の価値観とは
反対の方向に振ってあげる」
と言うことです。
◇わかりやすく言うと、
不自然に一方向にだけ無理に行こうと
している価値観の振り子を、
反対側に動かして振ってあげる、
と表現することができます。
◇より具体的に言うと、
「職場・上司の価値観」とは
真逆の価値観に触れる場・機会を
提供する、という考え方です。
☆ではどうすれば、
価値観の振り子を逆側に振ることが
出来るのでしょうか?
◇そこで考えたのが、
「職場の価値観」「職場の物差し」から
できるだけ距離を取り、
職場とは反対側の価値観について、
(職場では絶対に出会わない価値観について)
自分の頭で少しだけ考えてみる機会を
提供する、という方法です。
◇仕事の価値観とは反対側に
振り子を振って上げることができれば、
その後再び、勝手に「職場の価値観」側
へ振り子が戻ってきます。
◇これが「自然の運動法則」であると
言えます。
◇仕事モード側とは反対側へ、
大きく振れれば振るほど、
その反動で、
再び仕事側へ戻ってきたとき
の振り幅も大きくなります。
◇この、
価値観の振り子を
日常の価値観側とは
反対の側に振ってあげる仕組み
として考え出したのが、
「心のストレッチ研修」なのです。
★この「心のストレッチ研修」のポイントは、
普段の会社や職場の価値観から極力離れ、
職場では絶対に話題にできないような
テーマ(価値観)について、
毎月定期的に、一回あたりはごく短時間、
自分の頭で考えてみる、という点です。
★別の言い方
をすれば、
定期的に仕事モードからきちんと離れ、
「伸びきった心のゴム」を緩めることにより、
ゴム本来の伸びる力を回復させることを
目的とした研修、と言うこともできます。
★「心のストレッチ研修」の
☆具体的な実施方法は、
■一回1時間の短時間
■それを2週間に1回(月2回)、
■続けることを提唱する研修です。
☆各回のテーマは、
普段の職場では話題にできないような、
極力、職場の価値観から離れたテーマ
を選定していきます。(原則)
■なぜ人は人間関係で悩むのか?
■「対人関係」について考えてみる。
■なぜ働くのか?
■劣等感とは?普通とは?
■そもそも「やる気」とは何か?
など様々に設定が可能です。
★詳細は下記をご参照ください。
心のストレッチ研修:詳細
<”心のストレッチ研修”の効果>
◆まず、価値観に関して、
振り子の原理を取り入れることにより、
従業員の方の心のバランスとリズムを
確実に形成することができ、
メンタルヘルス不調者を軽減させる
効果を期待することができます。
◆さらに、
短時間研修を定期的に行うことにより、
従業員の方のストレスの蓄積が限度を
超えてしまう前に、適切な対策を取る
ことが可能となります。
◆そして
個々の従業員の方の体の中から
自然にモチベーションが
湧き戻ってくることにより、
職場全体のパフォーマンスが
自然に上がっていき、
企業業績が無理することなく
自然に向上していく結果と
なるのです。
☆なお助成金の対象となる場合も
ございますが、
☆厚生労働省に係る助成金は、
必ずどんな場合でも受給できる
ものではございません。
☆ご関心がございます場合は、
一度ご相談ください。
☆助成金の対象になり得るか否か、
確認させていただきます。
※以上、
「<振り子式>メンタルヘルス研修」
(名称:”心のストレッチ研修”)
を簡単にご紹介させていただきました。 |