☆来年2019年のゴールデンウイークは10連休になると決まりました。
⇒この10連休は素直に喜んでいいのでしょうか?
◆10連休にする理由は、天皇陛下即位の祝賀ムードの醸成(と経済効果)とのことです。 ◆もちろん天皇陛下即位の祝賀ムードの醸成は非常に大切なことだと考えております。
◆ただ、ご意見されている方も多くおられますとおり、 祝賀ムードの醸成は、何も10連休でなくても十分に可能であると思われます。
◆業界によっては、10連休によって売上アップを見込むことができ、 「プラスの面」を評価する声があることも十分承知しております。
◇しかし、10連休の「マイナス面」も目をそらさずに想定しておかないと、 言い過ぎかもしれませんが、非常に「危険」なのではないかと個人的に思えてなりません。 (連続での休み過ぎの「マイナス面」を想定しておくということです。)
◆一般的に想定されるデメリット(の一部)をあげてみますと、 〇時給・日給で働かれている方の収入激減の可能性 〇保育園や小学校の長期お休みよるご家庭のご負担(食事面も含む) 〇通常の医療機関のお休みによる夜間救急病院等への集中・混雑 〇連休明けの通常の医療機関への集中・混雑 〇連休中に稼働される業界の人員確保の困難 〇様々な業界で起きるであろう、連休明けの限度を超えた業務集中 〇連休中の旅行代金、ホテル代金等の高騰及び普段以上の混雑 〇その他多数・・・
☆その他の中でも個人的に特に注意が必要と考えているのが、人の「心」への影響です。
〇学生さんであれば、 「夏休み明け」と同じ状況になるのではないかと危惧しております。 何も手を打たなくて大丈夫でしょうか?
〇またサラリーマンの場合は、 通常の4~5日程度の連休明けであっても会社に行くことが憂鬱だと思いますが、 それが連続で10日も休んでしまったら、 会社に行けなくなる人が続出するのではないか、とたいへん心配しております。
〇休職、退職される方の増加がとても心配です。
〇またこの10連休が終わると、次の祝日は7月15日の海の日までありません。
〇「5月にいっぱい休んだんだからがんばれるよね」ということで、 毎年のゴールデンウィーク明けの暦とはいえ、 10連休した後のこの「ずっと祝日がない期間」は 想像するだけでも恐ろしくないでしょうか・・・
〇特に、メンタルにダメージを受けられている方や休職明けの方、 またハラスメント等で苦しんでおられる方などにとっては、 この5月の連休明け~6月~7月(夏休みまで)は、 一息つくことができず、 非常につらい期間になってしまうのではないかと想像しております。
☆「お金(経済)のため」を最初に考えるのではなく、 「なるべく多くの国民を幸せにすること」を最初に考えるのであれば、
⇒5月の休みを増やすのではなく、 ゴールデンウィークの休みは今までのルールのままにして、 「 6月の平日に確実に休めるように」祝日を配置する。
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◆国は「その方法」を考える必要があるのではないか、 と強く考えております。
◇今回は、2019年5月の10連休について少し書かせていただきました。 |