スローダウン社労士ブログ

社労士ブログ

なぜ、休んでも疲れが抜けないのか?  管理職が陥りやすい「脳のON状態」

「休んだはずなのに、なぜか疲れが残ってる」
そんな感覚はありませんか?
休日に寝ていた。
家でゆっくりしていた。
仕事もしていない。 
それなのに頭が重い
回復した感じがしない
また月曜日が始まるだけで苦しい
常に仕事のことが頭に浮かぶ 
そんな状態の管理職の方は
少なくないのではないでしょうか? 
これは単なる「休息不足」
ではない可能性があります。
実は、身体ではなく、
“脳”が勤務状態から戻れていない・・ 

管理職は「身体」より「神経」が疲れている

 

一般的に「疲労」というと、
身体的な疲れをイメージされる
ことが多いと思います。

 

しかし管理職の疲労は、
それだけでは説明できないことがあります。

 

例えば管理職の方は日常的に、
・部下対応
・判断
・トラブル処理
・感情への配慮
・優先順位の変更
・メールやチャットへの反応
・クレームへの警戒・・
を繰り返しています。

 

脳が常に“監視モード”になっている状態です。

身体は椅子に座っていても、
神経はずっと働き続けている。

 

その結果、
「身体的にはそれほどでもないけど、
とにかくヘトヘト!」
という現象が起きやすくなります。

 

ON状態が切り替わらない

また
管理職の疲労を考える時に
見落としてはいけないポイントは、
”仕事が終わっても、脳がOFFにならない”
という点です。
例えば、
・帰宅後も仕事のことを考える
・明日の対応をシミュレーションしてしまう
・通知が気になる
・完全に気を抜けない
・「何かあったらどうしよう」が消えない
こうした状態が続くと、
脳は常に軽い緊張状態を維持します。
これは、
「オン状態の固定化」
とも言える状態です。

実は感情処理疲労も大きい

 

また、管理職の方は、
感情を”途中で止める場面”が多くあります。

 

イライラしても抑える
不安を後回しにする
本音を飲み込む
部下への感情を整理できない
自分の疲れに気づかないふりをする

 

すると、
感情処理が未完了のまま蓄積していく

これは目に見えません。

 

ですが、
静かに、そして確実に、
脳のエネルギーを消耗させます。

 

 

休んだのに回復しない理由

 

ここで重要なのは、
「人は休んだから回復するわけではない」
という点です。

 

物理的に休めば回復できるのではなく、
「安全だ」と神経系が判断した時に、
人は回復をはじめることができるのです。

 

つまり、
回復には「安心感」が必要
ということなのです。

 

しかし管理職は、
・責任
・未処理案件
・判断待機
・部下への配慮
・将来への不安
を抱えやすく、脳が「安全」と認識しにくい。

 

その結果、
身体は休んでいるのに、神経は勤務中のまま
という状態になりやすいのです。

 

 

必要なのは「もっと頑張ること」ではない

 

こうした状態の時に、
「もっとしっかり休まなきゃ」
「リフレッシュしなきゃ」
と思う方も多いと思います。

 

もちろんそれも大切です。

 

ただ、本当に必要なのは、
“神経がOFFへ戻れる時間”
と言えるのです。

 

例えば、
・通知から離れる
・「考えなくていい時間」を作る
・安全感を得られる場所を持つ
・誰にも評価されない時間を持つ
・無理に元気になろうとしない

 

そうした時間の積み重ねが、
少しずつ神経の緊張を緩めていくことに繋がります。

 

 

管理職に必要なのは「手すり」?

 

管理職は、
責任感が強い人ほど「倒れてはいけない」
と思いやすい傾向があります。

 

しかし実際には、
完全に倒れないようにすることより、
“少し自分を支えられるもの”
を持っておくことが大切。

 

そう言えるのではないでしょうか。

 

ちょっと掴まれる
少し止まれる
少し呼吸を戻せる

 

そんな「手すり」のような時間や習慣が、
結果として、
長く安定して働き続ける支えになる・・

 

 

最後に

 

「休んでも疲れが抜けない」

 

それは、
気合いや根性の問題ではなく、

神経が長時間、“勤務状態”から戻れていないサイン
なのかもしれません。

 

もし今、
「なぜ回復しないのだろう」と感じているなら、

 

 

まずは、
“自分の神経がずっと緊張しているのでは?”
と見つめてみてください。

 

長く管理職を続けていただくために

 

一覧に戻る
お電話でお問い合わせ

お電話でお問い合わせ【受付時間 09:00~18:00】 03-3682-7707