皆さんに質問があります。
・あなたは、負の感情が湧き出てきた瞬間に、
「また出たよ!」「引っ込んでろ!」と
その存在を 全否定していませんか?
・あなたは、負の感情を厄介者扱いして、
無意識に心の奥深くの暗い部屋に閉じ込めて
おこうとしていませんか?
・あなたは、負の感情なんかなくなれば
いいのに、と考えて排除する方法をいつも
探しているのではありませんか?
ここでちょっと視点を変えて、
「負の感情」の立場になって考えてみましょう。
・負の感情は自分の言い分をまったく聞いて
もらえません。
さて、どう思っているでしょうか?
・なのにいつも「全否定」されてしまいます。
どう感じているでしょうか?
・負の感情は常に暗い部屋に押し込められ
ています。
そこが自分の居場所だと納得していると
思いますか?
実は「負の感情」も、
その存在を認めてもらいたいのでは
ないでしょうか。
実は「負の感情」も、
安心できる「居場所」が欲しいと思っている
のではないでしょうか。
だから「負の感情」は、
「俺の存在を認めてくれ!」
「ちゃんと見てくれ!」と必死に訴え、
「俺の居場所はここじゃない!」
「ここから出してくれ!」、
と暴れているのではないでしょうか。
もしそうだとすれば、
「負の感情」を消し去ろうとすることは
本当に『正しい』対応方法なのでしょうか?
「負の感情」を否定するのではなく、
その存在自体をきちんと認めてあげ、
「負の感情」にもちゃんと「居場所」を
作ってあげること、
それが実は本当に必要なことなのでは
ないでしょうか。
それはつまり、
きちんと弱音を吐くことによって
「負の感情」を身体の外に出してあげ、
その存在をきちんと認められるように
なることです。
次々湧いてくる不安・不満・嫉妬、
それらもすべてあなたを構成する「大切な一部分」です!
負の感情を否定することなく、また評価することもなく、
存在をそのまま認める練習が必要なのではないでしょうか?